バタバタと決めてしまったマンション購入

“18才で上京してから10年間ずっと賃貸アパートで暮らしてきた。その後28才になり結婚も決まって、今まで住んできた一人暮らし用のアパートでは2人で住むとなると、席渇するには狭く、いろいろと不便なこと多いだろうと不安になった。
しかし、2DKくらいの賃貸アパートを借りようかと考えたが、なんとなく「もったいない」という気持ちがわき出てきた。自分の住んでいる場所の2DKの家賃がだいたい10万円前後、ローンさえ組めたら月々の支払額が同じくらいでマンションを購入できる……。ローンさえ組めたら……。その頃転職して1年程度しか経っていなかったので、難しいかと思ったがとりあえず近所のモデルルームの見学に行ってみた。
夫婦で部屋を見て、今までのアパートとは違う広い部屋や収納の多さに、もうその気になってしまったが、問題はローンだ。頭金も100万円くらいしか用意はできず、やっぱり夢かと思いつつ営業の方と話をする。夫婦であればローンが組めるとのこと。やった!とは思ったものの、一生に1度くらいしかないマンション購入をそんなに簡単に決めていいのか。また、別の不安に襲われた。

ついに購入の決断・・・

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とりあえず、それから2週間ほど、家に帰ってはマンション情報誌やインターネットのサイトをみて、土日は他のモデルルームの見学を巡って、よくよく夫婦で検討に検討を重ねた。近所で土地勘があることや最初に夢を見たインパクトが強かったのか、結局最初の近所のモデルルームのマンション購入を決断。それからは様々な書類や今まで登録すらしていなかった印鑑証明など、バタバタと手続きをしてローンも無事に通過し、近所だったので日に日に完成に近づいていくマンションを散歩がてら見に行く日々が続いた。
そして、ついに内覧会、ちょうど手抜き工事や偽装などの問題が騒がれていたころだったので、プロの建築士に同行をお願いし内覧会へ。小さな修正はあったが問題ないとのお墨付きもいただき一安心。その後引き渡しを経て引越し、それからもう10年間住んでいる。いまのところ欠陥もなく、快適に生活している。一度震度6弱の地震に見舞われたが棚の物が落ちた程度で済んだ。
最初一生物の買い物を、こんなにバタバタと決めてしまってよかったのだろうかと後悔ではない不安に襲われたこともあったが、今では買ってよかったなぁと思っている。
ちょっと調べてみると、中古価格でもそんなに価値は下がっていないようなので、バタバタと決めた割にはあたりの引いたのではとさえ思い始めている。”